ゲームシステム|ドラクエシリーズまとめ




ゲームシステム

キャラメイキングとパーティープレイ

ドラゴンクエストシリーズでは、主人公は「プレイヤーの分身」という
位置づけとなっている。
このため、主人公にデフォルトの名前設定は存在せず、名前はゲーム開始時にプレイヤー自身が自分で付ける。
『III』『IV』『IX』『X』では性別も選択できるほか、『IX』『X』では外見なども詳細に設定できるようになった。
主人公とその仲間がパーティ(集団)を組んで、モンスターを倒しながら世界を冒険する。
パーティの人数は、第1作は1人、『II』は最大3人、『III』『VII』『VIII』『IX』は最大4人である。
『IV』『V』『VI』では移動手段として「馬車」を連れており、
最大で10人または8人のパーティを組むことができるが、戦闘に参加できる上限人数は3人または4人である。
『X』は基本は4人までだが、クエストによってはパーティ2つが同盟を組んだり、
NPCを加えた5人で戦うことがある。
最終的には世界の平和を脅かす敵の親玉(作品によって呼称が異なるが、
「魔王」と呼ばれることが多い)と決戦する。

移動

移動画面では、主人公たちを動かし、目的地へと移動する。
移動の途中にコマンドウィンドウを開くことにより、 人と「はなす」、足元や目の前のものを「しらべる」、「どうぐ」(アイテム)や「じゅもん」(呪文)を使用する、 「つよさ」でステータスを見る、「さくせん」で作戦や設定を変更する、などといったことができる。
スーパーファミコン以降の作品では「べんりボタン」が導入され、「はなす」「しらべる」がボタンひとつで可能となっている。
マップによっては移動中に敵モンスターとの戦闘が発生することがある。
『VIII』までの作品では、一部の例外を除き、移動画面で敵の姿が見えず、
移動中に突然画面が切り替わり戦闘が始まるランダムエンカウントシステムである。
『モンスターズジョーカー』や『IX』、『X』とリメイク版『VII』では
マップ上を徘徊するモンスターに接触すると戦闘が始まるシンボルエンカウントシステムを採用している。
主人公たちが移動する空間(マップ)は、世界地図の形をした「フィールドマップ」と、
城・町・村・ほこら、ダンジョンとに分けられる。

フィールドマップ

その作品の世界全体のマップ。
町やダンジョンなどが点在する。
町から町へ、あるいは町からダンジョンへ移動するときなどには、
このフィールドマップを利用することとなる。
『III』以降の作品では複数のフィールドマップが存在することが多い。
フィールドは敵モンスターがうろついており、
モンスターに遭遇すると戦闘が発生する。
シナリオを進めると船や魔法のじゅうたんなどの乗り物が手に入り、
これらを利用することによって、徒歩では移動できない水上を移動したり、
空を飛んだりすることもできる。
時間の流れの概念がある作品では、フィールド上を進んでいると時間が昼から夜へ、
夜から昼へと移り変わる。
草原や森はモンスター遭遇率が低く、毒の沼地や砂地、山はモンスター遭遇率が高い。

城・町・村

数人?数十人の人々が暮らしており、それらの人々から話を聞くことができる。
店などの施設も揃っている。
タンスや壷などからアイテム収集をすることもできる。
滅ぼされてモンスターに占領されている場合を除き、
敵モンスターはイベント以外では出現しない。

ほこら(祠)、一軒家など

町などよりも小規模な場所。1人あるいは数人の人間が住んでいる場合もあるが、
無人で何らかの施設やアイテムがあるだけの場合もある。
離れた場所へ一瞬で移動できる「旅の扉」が置かれている場合もある。
一部を除きモンスターは出現しない。

ダンジョン

主に洞窟や塔などの迷宮を指す。
たいてい、その周辺のフィールドマップよりも若干強い敵モンスターが出現する。
内部にはアイテムや金の入った宝箱が置かれていることが多く、
落とし穴などの罠や、パズルのような謎解きの仕掛けが用意されているダンジョンもある。
最深部には重要アイテムがあったり、ボスモンスターが待ち構えていたりすることもある。

戦闘

プレイヤーキャラクターと敵キャラクターとの戦闘は、「ターン」とよばれる区切りの中で、 自軍・敵軍の各キャラクターが一回ずつ行動していく(中には複数回連続行動するキャラクターもいる)、いわゆるターン制。
第1作は1対1、それ以外の作品では敵側・プレイヤー側とも1体から複数のキャラクターが参加する。
プレイヤーキャラクターの行動は、基本的に、コマンド選択により命令を与えることによって決定する。
プレイヤー側全員の行動が決定した時点で、1ターンが始まり、そして敵かプレイヤー側のどちらかが全滅するまでターンが繰り返される。
敵が倒されるか逃げ出して敵全員がいなくなるとプレイヤー側の勝利となり、倒した敵の分の経験値と貨幣が得られる。
さらに『II』以降は確率によって敵の所持アイテムを入手できることもある。
プレイヤーキャラクターが全員倒されれば全滅となり、所持金が半分となり、前回セーブした場所に戻されるが、 ゲームオーバーとはならず、全滅時点での状態のままプレイを続けることができる。
一部のイベントで登場するボスキャラクターにおいては、(通常のプレイを行う限り)必ず全滅し、 全滅後もそのままストーリーが進行する場合がある。
場合によっては、プレイヤー側のキャラクターがまだ生き残っていても全滅扱いになることもある。
敵から逃げることに成功した場合も戦闘終了となるが、この場合は何も得られない。
『IV』以降の作品と、携帯アプリ版のリメイク『III』では、主人公を除くキャラクターにあらかじめ「作戦」を与えておくことにより、 コンピュータがAI(人工知能)によって各自の行動を自動的に決定する。
オリジナル版の『IV』『V』『VI』ではパーティ全体に、 『VII』以降[注 4]および『III』『IV』『V』『VI』のリメイク版ではキャラクターごとに設定する。
リアルタイムで適切な行動を取ることなどが強みだが、必ずしも望んだような最適な行動をするとは限らない。
本シリーズの戦闘画面は、『VII』以前では、画面内にプレイヤーキャラクターの姿は映らず、 現れた敵キャラクターの姿のみが映し出される。
ただし、『VIII』以降では3D化に伴いプレイヤーキャラクターの姿も映し出されるようになった。
『X』では戦闘中に自由な移動が可能であり、敵のブレスや範囲攻撃魔法を離れて回避したり、敵キャラクターを押すこともできる。

ステータスと成長システム

敵を倒すことによって得られる経験値(Ex、Experienceの略)が一定値に達することによって キャラクターのレベル(Lv、Levelの略)が  1段階上昇し、それと同時にキャラクターのステータス(強さを表す能力値)も上昇する。
また、所定のレベルになると呪文や特技を新たに覚える。
得られる経験値は基本的に強い敵ほど多く、また、主人公側のレベルの数値が高くなるほどレベルアップに必要な経験値も多くなっていく。
その他、『VI』『VII』では職業熟練度、『VIII』以降(モンスターズも『ジョーカー』以降)ではスキルといった成長システムもある。

ステータス

キャラクターのステータスには主に以下のようなものがある。
これらのステータスはレベルアップ時だけでなく、
種や木の実などのアイテムの使用や特定の武器・防具・装飾品などの装備によって
上昇させることもできる。
これらのステータスはモンスターにも設定されていて、
攻撃側のステータスと攻撃を受ける側のステータスの差により、
ダメージポイントなどが決定される。

HP(ヒットポイント)

キャラクターの生命力。
ダメージを受けると減っていき、HP0になると戦闘不能となり、そのキャラクターの死を意味する。
 宿屋などに泊まることによって最大値まで回復できるほか、呪文やアイテムによって回復させることもできる。
 現在のHPの最大値を「さいだいHP」という。

MP(マジックパワー)

キャラクターの魔力。呪文を唱えることでMPが減る。呪文ごとに消費するMPの量が決まっており、
 必要なMPがない場合、その呪文は唱えられない。宿屋などに泊まることによって最大値まで回復できるほか、
 呪文やアイテムによって回復させることもできる。現在のMPの最大値を「さいだいMP」という。

ちから

武器を何も装備していないときの攻撃力。

すばやさ

キャラクターの動きの速さ。『II』以降では戦闘時に敵味方に関係なく、この数値が高い者ほど、
各ターン内における攻撃の順番が早くなる。『X』ではこの数値が高いほど次のコマンドまでの間隔が短くなる。
下記の「みのまもり」が存在しない初期作品では、この値の半分が防具を何も装備していないときの守備力となる。

みのまもり

キャラクターの頑丈さで、防具を何も装備していないときの守備力。
『V』以降の各作品とリメイク版『I・II』、DS版『IV』で導入された。

こうげき力(攻撃力)

武器による攻撃の威力の大きさ。この値が高いほど打撃攻撃で敵に与えるダメージが大きくなる。
「ちから」に武器の攻撃力を加算した数値。

しゅび力(守備力)

この値が高いほど敵の打撃攻撃によるダメージが小さくなる。
「すばやさ」の半分または「みのまもり」の値に、装備している防具の守備力の合計を加算した数値。
このほか、「かしこさ」のように作品ごとに役割の異なるステータスや、
「たいりょく」、「うんのよさ」、「かっこよさ」といった一部の作品にのみ登場するステータスがある。

ステータス異常

モンスターの攻撃などによって、主人公たちが以下のような異常な状態に陥る場合がある。
逆に敵に対して状態異常を起こさせることも可能。

死(「しに」)

HPが0になった状態。いわゆる戦闘不能状態で、一切の行動ができなくなる
(近年のリメイク作品では『チカラつきる』と表現されているものもある)。
パーティーメンバー全員がこの状態になると全滅となる。
移動中は死んでいるキャラクターは棺桶の姿(『X』では青系の半透明で浮いている)で表される。
『V』では、死と似ているが戦闘終了後にHPが1になって復活する「気絶」という状態もある。

毒(「どく」)

毒に冒された状態。戦闘中は影響は何も無いが、移動中は数歩歩くごとにHPが徐々に減っていく。
『X』では戦闘中・移動中に関わらず、一定時間ごとにHPが1ずつ減っていく。

猛毒(「もうどく」)

猛毒に冒された状態。通常の毒よりも移動中に受けるダメージがかなり大きいうえ、
戦闘中にも1ターンごとにダメージを受ける。
『VII』以降は、戦闘終了後に上記の「毒」に変化する。

麻痺(「マヒ」)

体がしびれて一切の行動ができなくなった状態。作品により、戦闘が終了すると同時に回復するものと、
戦闘が終了しても回復しないものがあり、後者の場合は歩いていると自然に回復する。
また作品によって戦闘中の自然回復があるものとないものがあり、後者の場合、
生きているメンバー全員が麻痺すると全滅扱いとなる。

混乱(「らん」「こんらん」)

コマンドどおりの行動をせず、味方に対して攻撃する。『IV』以降は味方を攻撃するばかりでなく、
通常時にはとらない奇妙な行動をとることもある(各キャラクター・モンスターごとに症状は異なる)。
『X』ではキャラクターを任意に移動させることもできなくなる。
「魅了」もほぼ同等の状態異常(敵のみに発生する「みとれている」は一回休みであるため性質が異なる)。

眠り(「ねる」「ねている」「ねむり」)

眠ってしまい行動ができない状態。戦闘中に自然回復することもあるが、
作品によっては打撃攻撃を受けると目を覚ますこともある。

呪い(「のろい」)

    1. 呪いのかかったアイテムを装備した状態。
      装備者や味方にとって何らかの不利益がある(アイテムによって症状は異なる)。
      作品によって、呪いのかかった物を装備すると外せなくなり、
      何らかの施設で呪いを解いてもらう必要があるものと、 呪いのかかった物でも「そうび」コマンドで自由に外せるものがある。
      呪いのアイテムが外れれば効果は消える。
    2. 敵に行動を制限されてしまう状態。
      戦闘中に行動を制限される症状や、移動中にHPやMPが徐々に減っていく症状がある。
      『V』『VIII』『X』のみ。『X』では戦闘中に白線から出ようとしても押し戻され、逃げられなくなる。

マヌーサ(「マヌ」「マヌーサ」)

幻に包まれた状態。通常攻撃の命中率が低下する。

マホトーン(「マホ」「マホトン」「マホトーン」)

呪文が封じられた状態。

一回休み(「やすみ」)

そのターンのみ行動ができない状態。既に行動を終えた後の場合、次のターンの行動ができない。
作品によってこの状態になる理由は様々存在する。『X』やモンスターバトルロードでは「ころび」
(物理的行動不能)・「おびえ」(精神的行動不能)等に分化されている。

呪文・特技

呪文を唱えることで様々な魔法の力を行使できる。
使用の際にはMPを消費し、使用することによって敵へのダメージ、
味方の回復、瞬間移動など様々な効果が現れる。
攻撃呪文・攻撃補助呪文・補助呪文・回復呪文・移動中専用の呪文などに分類され、『III』以降の作品では系統別に整理されている。
特技とは、炎や吹雪を吐く、踊りを踊る、特殊な剣技や武術などといった、呪文以外の特殊行動の事を指す。
特技には、MPを消費するものと、MPを消費せずに使用できるものとがある(作品によっても異なる)。

アイテム

アイテム(道具)は、イベントで入手する、店でゴールドを払って買う、宝箱や壷・箪笥・足元を調べる、 戦闘に勝利したときに敵の落とした宝箱から、などの方法で入手することができる。
入手するとパーティのキャラクターの持ち物(または「ふくろ」)にそのアイテムが加わる。
不要になったアイテムは、店で売ってゴールドに変えるか、「すてる」コマンドでその場に捨てるといった方法で手放すことができる。
ただし、ストーリー進行にかかわる重要アイテムなど、売ろうとしても店で買い取りを拒否され売ることができず、 捨てようとしても捨てられないアイテムもある。
また、呪いの武器防具を自由に外せない作品では、 呪いの武器防具を装備している場合、それを売ったり捨てたりすることはできない。このほか初期の作品では、 使わないアイテムを預けるための「預かり所」があったが、のちに「ふくろ」に変更された。
本シリーズに登場するアイテムは、主に次のように分類される。ゲーム内ではいずれも「道具」として総称される。

装備品

キャラクターが装備することによって能力値が上がるもの。
装備しないと効果が現れない。
装備可能なアイテムはキャラクターごとに定められている。
能力の上昇幅はアイテムによって異なり、終盤に手に入るものほど威力の大きいものが多い。
装備品の中には「つかう」ことによって特殊な効力を発揮するものもあるほか、ストーリーの進行に必須なものもある。

武器

敵モンスターに対して攻撃するためのアイテム。装備すると攻撃力が上昇する。
『V』以降の作品では、ムチやブーメランなど、複数の敵を一度に攻撃できる武器が登場した。
『X』では両手用武器の概念(盾と同時装備できない)が登場。

防具

敵からの攻撃によるダメージを少なくするためのアイテム。装備すると守備力が上昇する。
胴体に身につける鎧、片手に持って敵の攻撃から身を守る盾、頭部に身につける兜(第1作には登場しない)の3種類に分けられ、 1種類ごとそれぞれ1つずつ装備することができる。
『IX』以降では「鎧」の名称を上半身に、兜」を頭にそれぞれ変更、新たに腕、下半身、足を新設した。

装飾品(アクセサリー)

装備することができるアイテムのうち、武器にも防具にも分類されないもの。
装備していると特殊な効果が現れたり、ステータスが一定量上昇したりする。
『V』まででは1人がいくつでも装備できたが、『VI』以降とリメイク版『III』『IV』では1人につき1つしか装備できない。
『X』では顔アクセ、首アクセ、指アクセ、他アクセの4ヶ所に分化、Ver.2では更に胸アクセ、腰アクセ、札アクセが追加された。

装備することができないもの

以下に挙げるものは主に「つかう」ことによって威力を発揮するアイテムである。

道具

狭義の「道具」とは「やくそう」「どくけしそう」などの回復アイテムや、 「キメラのつばさ」などの移動中に使用するアイテムなどを指す。一度使うとなくなってしまうものが多い。

だいじなもの

いわゆるキーアイテム。ストーリーの進行に欠かせないアイテムである。
店に売ったり捨てたりすることができないものが多い。『VI』では一部のアイテムは装飾品にもなる。

世界設定

世界観

シリーズの世界観は、全シリーズを通して、ファンタジー世界であり、いわゆる剣と魔法の世界のような世界観になっている。

  • 世界にはいくつかの王国が存在し、城では国王または女王が国を治めている。
      城の周辺には城下町が形成されていることもある。
    また、城から離れた場所にも独立した都市(町)や、のどかな村などが存在する。
  • 通貨は「ゴールド」。記号は「G」。
  • 作品内のキャラクターは剣・槍・杖などの武器、鎧・盾・兜などの防具や、架空の道具、さらには魔法(呪文)を扱う。
  • 普通の人間や動物だけでなく、架空の生物(モンスター)が主に主人公たちの敵として登場する。
  • 機械文明は発達していないが、カジノのスロットマシンや、ロボットのような敵キャラクター「キラーマシン」 などといった機械的なものが登場することもある。特殊なものとしては外伝『モンスターズ ジョーカー』 シリーズは現代的な文明社会にモンスターが存在するという世界である。
  • 各作品間で世界が異なっていても、登場するアイテムや呪文体系、主要なモンスターはほぼ共通である。

    各作品間の関連

  • 第1作・『II』・『III』は、勇者ロトとその子孫にまつわる物語であることから
      「勇者ロトの伝説シリーズ」「ロト三部作」「ロトシリーズ」と呼ばれている。
      時代の前後関係は『III』が最も古い時代で、第1作がその数百年後、『II』がさらにその百年後となっている。
  • 『IV』・『V』・『VI』は天空城とその主マスタードラゴンにまつわる物語であることから
      「天空シリーズ」「天空三部作」と呼ばれている。
      ロト三部作とは別の世界が舞台。時代の前後関係は『VI』が最も古い時代であり、
      ゲーム内ではほのめかし程度で明言されていないものの、天空城の成立を描き、
      その後に『IV』、『V』はさらに数百年後の物語となっている。
  • 『IX』製作の際に堀井から新しいシリーズに入るから序曲のアレンジを変えてくれといわれたと
      すぎやまこういちが発言していることから『IX』『X』は何らかのシリーズに属しているが、
      いまだ全貌は明らかになっていない。
  • なお、『VI』には『II』・『III』に登場した重要キャラクターが登場していて「ロト三部作」の世界と「天空三部作」 の世界がまったくの繋がりを持たぬわけではないことを示唆している。
    また、『VIII』には『III』に登場したキャラクターが再登場し、 サブゲームには『IV』のキャラクターも登場している。
    『IX』では宿屋にスペシャルゲストとして歴代キャラクターが訪れるほか、 歴代ボスが宝の地図のダンジョンに登場する。
    『X』では魔法の迷宮に過去作のキャラクターやボスの一部が登場している。
    また、『ドラゴンクエストモンスターズ』などの外伝的作品では、『VI』のキャラクターであるテリーや『VII』 のキーファがロトシリーズの世界を訪れる場面がある。

    各作品間の関連

  • 第1作・『II』・『III』は、勇者ロトとその子孫にまつわる物語であることから
     「勇者ロトの伝説シリーズ」「ロト三部作」「ロトシリーズ」と呼ばれている。
      時代の前後関係は『III』が最も古い時代で、第1作がその数百年後、『II』がさらにその百年後となっている。
  • 『IV』・『V』・『VI』は天空城とその主マスタードラゴンにまつわる物語であることから
     「天空シリーズ」「天空三部作」と呼ばれている。ロト三部作とは別の世界が舞台。
      時代の前後関係は『VI』が最も古い時代であり、ゲーム内ではほのめかし程度で明言されていないものの、
      天空城の成立を描き[29]、その後に『IV』、『V』はさらに数百年後の物語となっている。
  • 『IX』製作の際に堀井から新しいシリーズに入るから序曲のアレンジを変えてくれといわれたと
      すぎやまこういちが発言していることから『IX』『X』は何らかのシリーズに属しているが、
      いまだ全貌は明らかになっていない。
  • なお、『VI』には『II』・『III』に登場した重要キャラクターが登場していて「ロト三部作」の世界と
    「天空三部作」の世界がまったくの繋がりを持たぬわけではないことを示唆している。
    また、『VIII』には『III』に登場したキャラクターが再登場し、サブゲームには『IV』のキャラクターも登場している。
    『IX』では宿屋にスペシャルゲストとして歴代キャラクターが訪れるほか、歴代ボスが宝の地図のダンジョンに登場する。
    『X』では魔法の迷宮に過去作のキャラクターやボスの一部が登場している。
    また、『ドラゴンクエストモンスターズ』などの外伝的作品では、『VI』のキャラクターであるテリーや
    『VII』のキーファがロトシリーズの世界を訪れる場面がある。

    外伝作品での時系列

  • 『モンスターズジョーカー』シリーズは作品ごとの時系列をある程度に持っていて、
      『モンスターズジョーカー2』は『モンスターズジョーカー』から約2年後
      (もしくは、2年以上)の世界を舞台としている。
  • モンスター

    敵キャラクターは、ほとんどがモンスター(作中では主に「魔物」と呼ばれる)であり、これらは魔王の手先である。
    作品によっては、主人公たちの仲間となったり、現実世界においての普通の動物のような存在(ペットや友人、手下など)
    として描かれたりする場合もある。同種のモンスターは主に色違いにより外見の差異を表しているが、
    第1作の時点で上位種のみ武器を持っていたりする。3Dで表現されるようになってからは異なる部位のものも登場している。
    攻撃時にモンスターが動く作品と動かない作品がある。

    ドラゴンクエストシリーズにおいて、メインシリーズ10作品のうち4作品以上に登場している
    代表的なモンスターについて解説する。
    同じ名前でも、作品によって攻撃・弱点特性が異なる場合がある。

    スライム
    青い水滴形(玉葱型)の軟体生物。主に敵として登場するが、
    町の中などには話ができるスライムも存在しており、
    また、外伝『スライムもりもりドラゴンクエスト』シリーズでは、     
    主人公として活躍する。
    続編が発売されるにつれて新種のスライムも続々と登場した。
    ドラキー
    コウモリのモンスターだが、当初は蛾のモンスターという設定だった    
    (後述する漫画『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』では
    その設定が活かされて登場している)。
    キメラ
    合成によって生み出された魔物で、
    鳥のような頭・胴体とヘビのような尾を持つ。
    炎を吐いてくる種もいる。
    同種のモンスターに「メイジキメラ」「スターキメラ」などがおり     
    作品によっては「キメイラ」なる亜種が登場する場合もある。
    ゴーレム
    岩石を積み重ねて人の形に組み上げられ、命を吹き込まれたモンスター。  
    同種のモンスターに「ゴールドマン」「ストーンマン」がいる。
    ドラゴン
    シリーズ第1作から登場し、
    以後シリーズを重ねるごとに様々な種類のドラゴンが登場している。    
    高いHPを持ち、ブレスを吐く強敵。
    マドハンド
    泥でできた手だけの姿をした根っこのように地面に付いているモンスター。 
    同種、または特定のモンスターを仲間として次々に呼び寄せる。
    上位種に「ブラッドハンド」
    (「ブラッディハンド」とも)等が存在する。
    くさった死体
    死体が魔の力によって動き出したアンデッドモンスター。
    同種のモンスターに「リビングデッド」「どくどくゾンビ」「グール」。  
    『VI』のみ立ちポーズが異なる。
    じんめんじゅ
    樹木に精霊が宿り、目や口がついた植物系のモンスター。         
    「ふしぎなおどり」で相手のMPを奪う。  
    また、作品によっては回復系の技を使う。  
    同族のモンスターに「ウドラー」「まかいじゅ」「ちょうろうじゅ」
    「エビルトレント」などが存在する。
    キラーマシン
    旅人を狩るために作られた機械のモンスター。
    連続で2回行動することが多く、剣、弓矢、レーザー等多彩な攻撃手段を持つ。
    下位種に「メタルハンター」、亜種として
    「キラーマシン2」「キラーマジンガ」等が存在する。
    アークデーモン
    ピンク色の体に巨大なフォークを持つ悪魔系モンスター。         
    『ドラゴンクエスト2 公式ガイドブック』では
    牛の化け物という説明が為されている。
    「イオナズン」を連発する他、打撃攻撃も強力である。
    一部作品ではミニデーモンが成長した姿として描写されている。
    同種のモンスターに「ベリアル」「デザートデーモン」
    (後者はフォークではなくスプーンを持つ)等が存在する。
    アルミラージ
    ツノを生やした紫色のウサギのモンスター。
    「ラリホー」を唱えたり、作品によっては力をためて
    テンションを上げて攻撃する。
    同族のモンスターに「いっかくうさぎ」「ゴールデンコーン」       
    「ブラバニクイーン」が存在する。
    ギズモ
    雲のような姿のモンスター。
    同族に炎のエレメントの「ヒートギズモ」、冷気のエレメントの      
    「フロストギズモ」などがいる。
    さまようよろい
    死んだ戦士の魂が宿った鎧。よくホイミスライムを呼び出す。
    同種のモンスターである「地獄の鎧」は痛恨の一撃やいかずちなどの
    手痛い攻撃をするほか、「キラーアーマー」は「ルカナン」「ラリホーマ」 
    といった補助系呪文を使う策士的な戦いを得意とし、
    HPが少なくなるとベホマスライムを呼ぶことがある。
    マーマン
    水辺や砂浜に生息する凶悪な半魚人のモンスター。            
    「ルカナン」「ルカニ」でこちらの守備力を下げてから
    鋭い爪や尾で攻撃してくる。
    同属に「マーマンダイン」「キングマーマン」が存在する。
    エリミネーター
    覆面と一体になったマントを身に着け、手斧を持った怪人。
    同族に「カンダタ」「さつじんき」「エリミネーター」「ごろつき」    
    などが存在する。
    ベビーサタン
    悪魔の子供で、常に舌を出し大きなフォークを手にする。         
    「つめたい息」を吐くほか、MPが足りないにもかかわらず
    「イオナズン」の呪文を唱えようとすることもある。
    同種のモンスターに「ミニデーモン」「つかいま」等が存在する。
    おどる宝石
    宝石を体中にまとった袋のようなモンスター。              
    倒すと多額のゴールドを得られる。下位種に「わらいぶくろ」がいる。
    ミミック
    宝箱の形をして冒険者を騙すモンスター。
    宝箱を開けると突然襲ってくる。
    シリーズによっては通常エンカウントで出会うこともある。
    「ひとくいばこ」「パンドラボックス」といった
    同種のモンスターが存在する他、同様の主旨のモンスターはシリーズを   
    重ねるごとに壷や本棚などにも広がっている。
    ばくだん岩
    丸い岩に顔の付いたモンスター。
    攻撃はせずに様子を見ているだけのことが多いが、
    中途半端にダメージを与えると突然、自爆の呪文「メガンテ」を      
    唱えてパーティを全滅させようとする。
    同種のモンスターに「メガザル」の呪文を唱えて自分の命と引き換えに
    仲間を蘇生・回復させる「メガザルロック」、
    自己犠牲行動は行わない「スマイルロック」がいる。